フロアでは性質の違う個人がある意味同質化し、その空気に乗れなかったら脱落/疎外というのは個人的に悲しいので、各動画のメタデータ(素材, 作風, 音域, 年代, 投稿者, etc.)をなるべく分散させて、その上でアンセム的であることを意識しました。要するに、音MADも色々あるよねという感じ。
2025年4月20日
基本的にすべて僕が好きな動画です。セットリスト的機能を意識する解説もありますが、機能を実現するためだけに選んだ動画は無いのでご承知おきください。
全体として示しておきたかったのは「音MADの複層性」であり、「きたああああああ」とコメントされるようなメジャーな動画だけでもダメだし、低音域を重視してフロア鳴りだけを意識してもつまらないし、音MDM以前の動画が入っていないようでは我々の足跡を見誤るだろうし、「結局みんなで盛り上がるためのチョイスだな」などとは絶対に思われたくなかったし思ってほしくもなかったので、できるだけ色々な動画を入れるようにした。圧倒的迫力の前に大いなる一体感を得ることも数少ない人に深く深く刺さることも音MADにはできるのだから、両方やらない訳にはいかないのである。
大変きな臭い話のように思われるだろうが、結構本気でセットリストにおけるジェンダーバランスを50:50にすることはできないか?と考えていた。もっと言うと、男/女、実写/アニメ、現実/フィクションという軸を考えた時に、僕の通ってきた道で選ぶとやはり実写の男性とフィクションの女性の登場率は高くなってしまうだろうと思ったので、実験としてあらゆるバランスを保ってみようと考えてみたが、制作時間もあまり無い中でこのアイデアを数値的に詰めることは正直できなかった。刀剣乱舞やおそ松さんなどファン層に女性が多い作品の音MADを入れることができなかったのは心残りである。現代的に選ぶならカリスマの音MADとか…